みなさん、抱っこひもで失敗したことはありませんか?たとえば、つけ方が面倒だったり、肩ひもがくい込んだり、バックルが当たって痛かったり・・・ウェストポーチ型なら腰にかなりの負担になりますよね。
ひとによって悩みはさまざまですが、私の妻はこのクロス型抱っこひもで解消しました!!
抱っこひもに苦労している方、またこれから買おうと思っている方、ぜひ参考にしてみて下さい。
クロス型抱っこひもの出会い
このクロス型抱っこひもの出会いは15年以上前の話にはなります。
市の子育て支援センターで働いているベテラン助産師さんから、育児教室の時間に作り方を教えてもらったのがきっかけでした。
以前は市販の抱っこひもだとバックルが腰に当たったり、肩のひもが細く肩に食い込んだりと痛く、何より装着するのに手間がかかっていました。
そんな中、このクロス型抱っこひもに出会い、肩や腰の負担がなく、頭からかぶるだけで誰でも簡単に装着できたので、結局、他の抱っこひもはお蔵入りとなり、このクロス型抱っこひもを最後まで使用していました。
私たちの時代、このクロス型抱っこひもは一部のみ市販されていただけで一般的には売られていなかったので、妻がクロス型抱っこひもを手作りしました。
そんなときに、これを見ていた若い看護師さんが「私にもつくってくれませんか」と言われたのがきっかけで妻が作り始め、その後口コミで依頼が多く寄せられました。
同時期に私もホームページからこのクロス型抱っこひもを紹介しました。ほどなく日本全国から依頼があり、遠くはシンガポールやマレーシア在住の日本のママさんからも依頼が来たほどでした。ちなみに、この時はまだ「クロス型抱っこひも」という名称がなくて、私が暫定的に「まんまの抱っこひも」と名付けました。
ただ、この後、妻が体調を崩し、また子育てやメインの仕事をしながらの片手間での作業にも限界がきたことで、ホームページを閉じて今日になります。
今では、市販もされだいぶ浸透されているので、改めて、私たちの経験から使用感を紹介できたらと思います。
クロス型抱っこひもの特徴
背中で大きくクロスしているので赤ちゃんの体重が分散され、腰への負担が少なくなります。また、バックルなどの金具は一切使用していないので、体にあたって痛いことはありません。
使っていると赤ちゃんの体がすっぽりと抱っこひもに包まれている感覚になります。
背中のクロスが固定していないので、自由度が高く、多少の身長差なら夫婦でも1本の抱っこひもで使え、赤ちゃんも3歳までこの1本で使えます。
また、補助板も入っていないのでコンパクトにたためるので、鞄に入れてもかさばりません。
もちろん、いつでも手軽に洗えますので汚しても大丈夫です。
市販のクロス型抱っこひものデメリット
どちらかというとメインとして使われることなく、2本目のサブ的に使われています。
コンパクトにしまえるメリットはありますが、生地が薄いため、思っていたよりも重さが分散されず、長く使用していると赤ちゃんのずっしりとした重さを感じてしまいます。
これは市販のものにもよってですが、ファスナーを使用しているタイプ場合、簡単に壊れるといった口コミもあるようです。
「まんまの抱っこひも」の特徴
現在、市販されているクロス型抱っこひもは、ほとんどの生地が綿100%の薄い生地ですが、私の妻が作っていた素材はキルティングの布地です。
キルティング生地の良さは柔らかさです。この柔らかさがクッションとなり、市販のクロス型抱っこひもよりも肩や腰の負担は大きく軽減し、赤ちゃんの体重を分散させ、ずっしりした重さを感じません。
もちろんすっぽり包まれた感覚はあるため、赤ちゃんにとっても安心感を感じさせます。
また、「まんまの抱っこひも」は普段使用しているママさんの体に合わせて作っていたため、ひと言でいうとセミオーダーという表現でしょうか。そのため体にフィットし、サブ的な要素ではなく、メインの抱っこひもとして使用できます。
ママさん用として作ってはいますが、クロス部分の自由度があるため、身長差が10㎝程度であればパパさんにも使用できます。
実際に154㎝の妻と170㎝の私が同じ抱っこひもで使用していました。
それ以外に「まんまの抱っこひも」は、赤ちゃんの背中に支える布をプラスしたことで、急に赤ちゃんがのけぞったとしても落ちなくて済みます。ただし、これは補助的に付けたため、必ず赤ちゃんを手で支えなくてはなりませんが。
もちろんデメリットもあり、おんぶひもとしては使用できませんし、常に赤ちゃんを支えていなくてはなりません。そのため、家事をしながらには使用できませんので、注意が必要です。
普段の散歩や赤ちゃんを寝かせるために使用するには適しています。
まとめ
市販のクロス型抱っこひもはコンパクトですので、カバンに入れサブ的に携帯するには抜群で、パパさんに使用するには良い製品です。
その反面、赤ちゃんの重さをそのままずっしりした感覚があり、長時間使用するのは不向きです。
まんまの抱っこひもはそのずっしりした重さをキルティング生地により軽減し、携帯用でありながら、メインの抱っこひもとして使用できます。
デメリットは必ず赤ちゃんを支えないといけないため、散歩や赤ちゃんを寝かせるために使用がメインとなります。
もし「まんまの抱っこひも」に興味がありましたら、ご連絡いただいても大丈夫です。ただし、全て手作りなので多少時間がかかります。また市販のものではありませので、安全面などの保証は出来かねますのでその点はご了承ください。